一般的な作り方
まずは温泉卵の一般的な作り方について話しておきましょう。家庭での普通の作り方で用意するのは、保温性のある発泡スチロール容器です。これは専用品ではなく例えばカップヌードルの容器などで構いません。
これに生卵を入れて熱湯を加えるわけですが、熱湯は卵が全部隠れるまで入れてください。適当なものでフタをしてから30～40分程度待ちます。ちなみに使用する生卵ですが、冷蔵庫から取り出した直後のものだと急に熱湯をかけることで割れてしまいますので、熱湯を入れる前にぬるま湯である程度温めておいた方がいいでしょう。
65～68℃程度のお湯なら約30分、70～75℃程度のお湯なら20～25分で温泉卵になります。容器に拘る必要はないのですが、要は温度が低下しにくい容器を使うという点をおさえるということで、カップヌードルの容器はその点、丁度いいのです。
他にもコーヒーメーカー（ペーパードリップ式）を使った作り方もあります。サーバーに生卵を入れますが、フィルターペーパーとコーヒー豆はセットせず、後は普通のドリップをすれば温泉卵が出来上がります。この方法でも冷えた生卵を使うとヒビが入りやすいので、事前に常温にしておくようにしてください。
ここまでが普通の作り方ですが、やはり結構時間がかかってしまうのが難点です。そこで電子レンジを使った作り方が注目されるようになってきたわけです。